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    2025年8月7日

    2025年6月19日 佐賀大学 理工学部 「データサイエンスコロキウム」の科目にて「企業による事例紹介」の講義を実施

    当社は国籍を問わず優秀な人材を採用させていただいておりますが、今回は佐賀大学 理工学部 石本教授から「データサイエンスコロキウム」にての講義のご依頼をいただき、大学3年生向けの授業の1コマとして、常務取締役 星 雅史により、「企業による事例紹介」として説明をさせていただきました。

    ■講義のアジェンダ

    90分の講義にて、大きく以下をお話させていただき、質疑応答をさせていただきました。

    • 説明者の自己紹介
    • データサイエンティスト(アイスブレイク、政府・大学視点、企業視点)
    • 事例(グローバルのセキュリティ施策、MLOps)
    • 九州地域でのグループ企業ご紹介
    • 質疑応答

    非常に暑い時期ではありましたが、学生の皆さんは熱心に話をきいてくださりました。授業後にもいくつか個別に質問にも来てくださいました。また、学生の皆さんが振り返りレポートを提出されており、そのサマリー情報を先生から送っていただきました。(以下、一部、原文をそのまま抜粋)

    ■講義自体の感想に近いコメント

    学生からは、データサイエンティストに必要なビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力の3つのスキルについて深く理解できたという声が多数寄せられました。例えば、「データサイエンティストはデータの扱いだけを知っていればいいというのは誤解であり、データの意味やその背景知識も重要である」という認識や、「ビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力の三つのスキルが基本的に大事になってくる」という学びがありました。また、政府・大学・企業の視点からのAI戦略や教育プログラム、必要なスキルセットを学ぶことができたというコメントもありました。

    具体的な事例として、グローバルセキュリティ施策やMLOps導入が特に印象に残ったようです。学生からは、「グローバル化する現在においてセキュリティ対策は非常に重要な項目であり、AIによる監視で不審な動きを検知し、正確かつ迅速に対処できるのが効果的である」という感想や、「MLOpsでは過去の売上データを分析し、データから効果的な発注を可能にすることができ凄い」といった声が聞かれました。さらに、「中国の地図アプリをみて、ビックデータを参考に信号が青になるまでの時間を秒数表示されるのに驚いた」という具体的なデータ活用の例も挙げられました。就職活動における面接のポイントについても言及があり、「会社に行きたいだけでなく自分がその会社で何をするのかが重要なのだということを知れてよかった」という感想も寄せられています。

    ■皆さんのモチベーションアップにつながったと思われるコメント

    多くの学生が、今回の講義を通じて学習意欲や将来への意識を大きく高めたようです。具体的には、「これらの力を大学で身に着けていきたい」という前向きな姿勢や、「私たちが学んでいるカリキュラムは充実しているみたいなので、大学での授業をしっかり理解していこうと思った」というコメントがありました。また、データサイエンスが世界に通用するスキルであることから、「英語を毎日勉強して、話せるようになるように選択肢を広げたい」と語る学生もいました。 将来のキャリア形成に向けては、「データサイエンス力やデータエンジニアリング力を大学でなるべくしっかりと身に着けて、ビジネス力もできれば長期インターンや就職し、身につけてきたい」という具体的な目標設定が見られました。さらに、「大学での学びを通して、データサイエンスの専門性を高め、コミュニケーション力や協働できる力をより高める必要がある」と感じた学生も多く、技術力だけでなく人間力の向上にも意欲を示しています。就職市場でデータサイエンスが有利であると認識しつつも、「現状に甘んじることなく情報技術、プログラミングに対するスキルを高めるとともに、チームワークでプロジェクトに取り組んでいく力、つまりリーダーシップ力やコミュニケーション力というところを大学のうちに力をつけていくことで差をつけれるのではないか」「AIが人間を置き換えるのではなく、補完し合ってよりよい社会を築く未来像が見えてきた。将来的に自分がどのようにデータを活用し、社会や企業に貢献できるかについて考える良いきっかけとなった。」と、より高みを目指すコメントも寄せられました。今回の講義が具体的な行動へと繋がるきっかけとなったことがうかがえます。

    ■自社アピールもさせていただきましたが、弊社グループについてのコメント

    「事例をみて、世界中に所属したNTTデータのグループが共同してどのようなことをしているのかをなんとなく理解することができた。」「インターンに参加してみたいなと感じました。」などのコメントもいただきました。

    データサイエンスコースに所属されている学生の皆さんが、今回の講義が、これからの授業や研究に向けて、高いモチベーションをもって、切磋琢磨していく一助になれたのであれば、幸いです。また、IT業界をもっと魅力的にして、優秀な学生が働きやすい職場にしていくこともこの業界にいる企業としての役目だと改めて感じています。学生の皆様が、IT業界により身近に感じていただき、SE(システムエンジニア)、データサイエンティストといった職種が今後の学生の皆様の就職活動の候補に一つになればと思います。

    なお、講義という形でお話させていただいたのですが、当社としても、学生の皆様から多くの学びを得ることができて、大変感謝しております。

    本件に関してご興味・ご相談があればこちらmailto:sales@nttdata-it.com

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